アイスランドの物価、村のスーパー編(野菜、果物、肉 、魚)

目次

村に一軒だけのスーパー、Kjörbúðin

私が滞在した村に一軒だけあったスーパー、Kjörbúðin (キョルブージン)で、価格調査をしてきました。

都市部から離れた田舎の村のスーパーなので、都市部の格安スーパーに比べてやや割高な印象です。この村に暮らす自炊派庶民にとって唯一のスーパーとなります。

ただのスーパーですが、なんだかかっこいい外観です。

今回は、野菜、果物、肉 、魚などの価格を報告していきたいと思います。

2022年秋時点の、アイスランドのリアルな物価です。

それではまいりましょう。

※写真は2022年9月頃のものです。レートの変動はありましたが、ISK (Icelandic króna アイスランディック・クローナ)と日本円はほぼ同額として計算しています。

サンドイッチ・惣菜

まずは、驚愕のサンドイッチコーナーへ…。

日本のコンビニの、おにぎり、サンドイッチ、お弁当のコーナーに似ています。

サンドイッチや、温めて食べるようなラザニアなど、すぐに食べられる便利な食べ物が並んでいますが、物によって約1250〜1850 ISK (約1250〜1850円)といった具合です。

いかがでしょう。ブタのマークのスーパーBónus (ボウヌス)にて、約698円のサンドイッチにドキドキしていたあの頃が懐かしいですね。

これらを買い続けたら生活が成り立たなくなりそうなので、そっと離れます。

野菜・果物

次は野菜、果物コーナーへ行ってみます。

色々勢揃い。

こちらのスーパーでも、野菜の値札には1キロ当たりの値段が書かれていることが多いです。

クレメンタイン 1キロあたり 789 ISK (約789円)。

値札だけ見ると一瞬焦りますが、この値段は1キロ当たりなので、実際のところ1個だと90円くらいでした。試しに買って食べてみましたが、みかんでもなくオレンジでもない爽やかな柑橘類でした。

りんご 1キロあたり 299 ISK (約299円)。

ブタのマークのスーパーBónusより若干高いです。それでも、アイスランドでりんご1個が約80円前後で買えるのは、大変ありがたいです。日本で売られている、ごく一般的なりんごよりも小ぶりなので、個体によっては1個50円程度だったこともあります。ほぼ毎日、朝食にこのりんごを1個いただきました。そしてこのカゴの中からよく選ばないと、お疲れ気味のりんごも混ざっていますので気を引き締めて選びます。

いちご 250gパック 599 ISK (約599円)。

50%オフのシールが貼ってありますので、約300円で買えますが、手にとってよく見るとお疲れ気味のようでしたのでやめておきました。

ブルーベリー (ペルー産) 125gパック 489 ISK (約489円)。

なるほど。あと100円、いや、200円くらい値引きしてくれたら買いたいと思います。

こちらのスーパーでは商品の産地を値札に書かないようですが、目を凝らすとパッケージの隅に書いてあったりします。

トマト (アイスランド産) 1トレイ 1029 ISK (約1029円)。

なるほど。

ミニトマト (アイスランド産) 250gパック 約580〜600 ISK (約580〜600円)。

なるほどですね。トマトは好きですが、私にはりんごがあるので、買わないでおきます。

ぶどう (スペイン産) 1パック セール価格 299 ISK (約299円)。

通常549 ISK (約549円)のところ、45%オフの299円で売っている日がありました。買いました。このスーパーは決して安くはないですが、たまにこのようにセールをしてくれるので助かります。

きゅうり (アイスランド産) 1本 205 ISK (約205円)。

ブタのマークのスーパーBónusと同じ値段です。

ブロッコリー (アイスランド産) 1キロあたり 969 ISK (約969円)。

こちらは個包装されているので、この1個で約969円かと思われます。ブロッコリーも好きですが、見なかったことにして進みましょう。

パック詰めされた葉物野菜 1パック 約500〜600 ISK (約500〜600円)。

もはや安いのかもしれないと思い始めましたが、日本での価格を思い出すと、やはり2倍かそれ以上する葉物であります。しかし、自作サンドイッチ派が、全ての野菜をケチってしまうと、栄養素が取れません。自分の健康のために必要なのだと言い聞かせ、滞在中はこの1パックを3日くらいに分けて大事に消費することにしました。

おっと。

私よりこの村に長く滞在していそうなアスパラガスを見つけました。だいぶ疲れて見えます。この後何回もこのスーパーに来ましたが、ずっといました。どんなに鮮度が悪かろうが、絶対値下げしない。隣のアボカドがセールになっても、アスパラガスは安売りしません。強気な姿勢、見習いたいです。

中央:アスパラガス 1束450g 1579 ISK (約1579円)。二度見をするレベルの価格。

左:サトウサヤエンドウ 250gパック 899 ISK (約899円)。決して安くはないのに、隣にその上を行く者がいるおかげで安く見えます。

右:アボカド (オランダ産) 2個パック セール価格 359 ISK (約359円)。通常549 ISK (約549円)のところ、35%引きのお値段となっております。しかし私には葉物野菜があるので、アボカドは我慢しておきます。 

後日、またアスパラガスを見に来た時の写真。

後日、またアスパラガスを見に来ると、出会った時よりだいぶ全身に疲れが回ってしまっているようでした。ここまで来ると、「頑張れ」という気持ちが芽生えてきます。

肉・魚

お次は、肉、魚コーナーです。

海辺の村ですが、鮮魚コーナーなどはなく、真空パックされた魚しかないようです。しかし遠くからでも察知できるほど、値札周辺には不穏な空気が流れています。

サーモンのフィレ 1パック 5329 ISK (約5329円)。

スモークしたものは 1パック 5999 ISK (約5999円)。

この村で魚を食べることは諦めました。先日のお魚パーティーに参加できて、本当に良かったです。この村ではこの値段がまかり通っているのでしょうか?地元住民の多くはここでは魚などは買わず、週末に車で安いスーパーに遠征して調達しているのだろうと思われます。

サーモンに疲れた私の目に、鶏肉が飛び込んできました。

鶏むね肉(写真中央) 1パック 2199 ISK (約2199円)。

おいおい鶏肉よ。しかしサーモン・ショック後の鶏肉です。もちろん安く感じました。写真中央のパックは850gくらいあるようです。商品の種類と値札の数が合っていないような気がします。部位によっては1000円以下で買えるものもあるようです。

しかし、鶏むね肉は買わないで先へ進みます。

ベーコン 1パック 889 ISK (約889円)。

左:チョリソー 1パック 599 ISK (約599円)。

右:生ハム 1パック 749 ISK (約749円)。

ベーコンや生ハムもまだ若干高級な香りがします。

左:サラミソーセージ 1パック 599 ISK (約599円)。

右:ペパロニ 1パック 799 ISK (約799円)。

中央:ペパロニ 1パック180g 529 ISK (約529円)。

毎日自作するサンドイッチの具材として、私はこの、枚数たっぷりのペパロニボックスを買いました。

左:サラミ 1パック200g 729 ISK (約729円)。

右:ハム 1パック125g 269 ISK (約269円)。

他にも、枚数は少なめですが、お手頃ハムがありました。

左:ハム 1パック125g 199 ISK (約199円)。

右:ライトスモークハム 1パック200g 529 ISK (約529円)。

中央:ラムのロールハム 1パック 399 ISK (約399円)。

左:スモークされたラムのハム 1パック 899 ISK (約899円)。

右:ロースハム 1パック 699 ISK (約699円)。

もう少し安いラムのロールハムがありました。

左:ラムのロールハム 1パック 299 ISK (約299円)。

アイスランドはラム肉で有名ですので、ラム肉を試してみたいと思っていたところ、割とお手頃価格のこれを見つけたのでペパロニに飽きた頃に買ってみました。写真にも映っていますが、渦巻き模様がおしゃれです。

ラムの臭みはあまりありませんでした。普通のハムに比べてやや脂肪分高めな印象を受けましたが、ともあれ、サンドイッチのバリエーションが増えたことに喜びを感じました。

300円台や700円台のハムたちに混ざって1800円台のハムがいたりするので、最後まで気が抜けません。

冷凍食品

冷凍食品コーナーを覗くと、冷凍ピザが種類により約330〜750 ISK (約330〜750円)程度で売られていました。一番安いピザを買うつもりで、間違えて高いピザを選ばないように、こちらのコーナーでも注意が必要です。

さて、村のスーパー編が意外にも超大作になりそうです。

次回は、村のスーパーでの乳製品などの価格を紹介したいと思います。お楽しみに…

本ブログは週1回くらいのペースで更新していけたらいいなと思っています。時には間が空いてしまうかもしれませんが、引き続きどうぞご覧ください。