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今回の旅ではフィンランドのソダンキュラに長く滞在していたので、ヘルシンキでの滞在は短くなりましたが、アキ・カウリスマキのバーに行ったり、サウナ施設に行ったり、ヘルシンキを見回り散歩してきました。
アキのバー、Corona Baari & Biljardiへ
Pasilaという鉄道駅から少し歩いて、カウリスマキ兄弟が創業したバー、Corona Baari & Biljardiへ向かいました。日程的にどうしても定休日とかぶってしまい、店内には入れず、外観だけ拝みました。それでもやはり行ってよかったと思えたほど、魅力的な建物でした。もともと鉄道車両工場だった建物だそうです。
2016年にフィンランドに来た際には、このバーは移転する前の場所にありました。そちらの店の雰囲気も良く、当時は毎日通い詰めていました。そのすぐ隣にあったソビエト・スタイルのバー、Kafe Mockbaもアキたちの経営するバーで、暗い赤色の壁の店内に古いジュークボックスが置かれ、アキの映画の雰囲気のまんまでとても好みのバーでしたが、2019年の閉店後、再開されることなく現在は無くなってしまいました。
サウナへ
Allas Sea Pool
ソダンキュラからの寝台列車でヘルシンキに着いた後、その足で向かったのがAllas Sea Poolというプールとサウナの施設です。
入場料18ユーロ。この時には1ユーロは155円になっていました。なので約2790円です。庶民派トラベラーにとって、ただのプールとサウナでこの値段は決して安くはないですが、結果的にはヘルシンキのど真ん中のプールで気持ちよく泳ぐことができました。
サウナでは、熱した石にひしゃくで水をかけて蒸気を出す「ロウリュ」をして気持ちよく入りました。サウナは男性用、女性用、性別問わず誰でも用の3室に分かれていました。
サウナ併設のカフェで、スカーゲンという名のシュリンプ乗せの薄いパンとコーヒーを頼みました。それだけで10.5ユーロ(1600円ちょい。1ユーロ=155円として計算)です。アイスランドほどではないですが、庶民派トラベラーが破産するレベルではあります。
Löyly
Löylyには予約せず行ったのですが、人気のサウナ施設のため混み合っていました。下手したら行っても入れない可能性があるので、できれば予約した方が良さそうです。私のときはたまたま1時間後なら空いているとのことだったので、近くで時間を潰してから再度向かいました。
入場料23ユーロ(約3600円)。
サウナは結構熱めで気持ち良く入れました。サウナから出ると、海に入れるようになっていて、冷たいバルト海に浸かりました。
併設のレストランでサーモン・ボウルとビールを注文しました。フィンランドはたいてい接客がきちんとしていて、安心します。が、やはり外食の値段は高いです。
外食、飲み屋
ヘルシンキ滞在中、久しぶりにアジア飯を食べようと、ベトナム料理屋に行ってみました。
こういうアジアなダシの料理を久しぶりに食べました。美味い。ライムも付いてきて、美味い。しかし2200円超え(14.5ユーロ)。それでもフィンランドの外食の中では安い方なのだとは思います。店内は結構混み合っていました。
外から見た雰囲気がレトロでいい感じだったので、U. Kalevaというバーに入ってみました。まるでアキの映画に出てきそうな雰囲気です。
店内にはフィンランドの古い楽曲がかかっています。この店ではフィンランドの楽曲しか流さないそうです。そういうこだわりを感じるお店が個人的には結構好きです。
強そうなマダムがバーカウンターにいて、ビール(約1100円)を頼むと愛想良く用意してくれました。
2016年に来た時よりも物価は上がっていて、さらに円が安くなっているのを実感します。
店内には、絵や写真が飾られ、なんだか懐かしい雰囲気です。地元の人に愛されているのが伝わってくるお店でした。
ヘルシンキ見回り散歩
以前フィンランドに来た際にも見て回りましたが、大聖堂や礼拝堂の変わらぬ姿を確認しに行きました。
異常なし。
カンッピ礼拝堂内は撮影禁止だったので撮っていませんが、丸っとしています。異常なし。
異常なし。
異常なしです。
ありがとう、アキ&ヘルシンキ
そんなわけでアキ・カウリスマキの新作の余韻を感じながら、フィンランドを散歩しました。Kiitos, Aki Kaurismäki & Helsinki.(ありがとう、アキ・カウリスマキ & ヘルシンキ。)
旅は続く…