今年の6月にギリシャやフィンランドを巡った後、実はリトアニアにも足を運びました。少し(だいぶ)時間が経ってしまいましたが、リトアニア滞在を振り返ってみたいと思います。
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ヘルシンキからヴィリニュスへ
フィンランドのヘルシンキからリトアニアのヴィリニュスまでは飛行機で約1時間40分。アキとの思い出の詰まったフィンランドに後ろ髪をひかれつつ、物価の高いフィンランドから、初めての国、リトアニアへ降り立ちました。
フィンランドの空港では、最新型の手荷物スキャナが導入されていて、ノートパソコンなどの電子機器も、液体類も、カバンから取り出さずに検査に進めました。今はこの機種が主流になりつつあるようです。
リトアニアはヨーロッパの中では比較的物価が安いとされていますが、それでも日本より若干高い印象を受けました。日本の円がだいぶ弱っている時期に海外を旅すると、いつも以上に物価に敏感になります。
リトアニアについては、行く前に基本情報や治安のみ調べていました。レストランではチップは必須ではないが置いた方が良い、トイレにトイレットペーパーを流してはいけない(備え付けのゴミ箱へ入れる)、プラグはCタイプ、など。しかしそれ以外については未知の部分も多いまま、リトアニアに入国しました。
ヴィリニュス空港からバスに乗り、旧市街の方へ向かいます。
正直この頃はまだフィンランドの映画祭の余韻に浸っていて、リトアニアに来たという実感がありませんでした。
フィンランドでも感じましたが、リトアニアではウクライナへの連帯感をより一層感じました。いたるところにウクライナの国旗が掲げられていました。
旧市街
リトアニアのヴィリニュス旧市街は、大きくて古い建物のオンパレードでした。
ヴィリニュス旧市街の雰囲気はなんとなくチェコのプラハに近いような気がしました。そして明らかにフィンランドより暑かったです。
リトアニア料理
しばらく歩いた後、リトアニア料理屋に入ってみました。
全然オーダーを取りに来ないお姉さんにどうにかアイコンタクトを取り、ピンクのスープとじゃがいものチェペリナイと、パンのお酒とビールを頼みました。
問題はチェペリナイで、ロールパンくらいの大きさのが2個来ました。じゃがいものもちもちしただんごの中に肉が入っています。ちょっと肉の臭みが漂っていましたが、ソースをかけたら臭みが消え、美味しく食べられました。
未承認国家 ウジュピス共和国へ
ヴィリニュスには未承認国家のウジュピス共和国があります。川を渡ればウジュピス共和国です。昔は治安が悪かった地域のようですが、その後、アーティストが集まる地域へと変貌を遂げたようです。
おしゃべりな旅人Dとの会話
なんとなくフィンランドが恋しくなっていたところ、オーストラリアから来たというおしゃべりな旅人Dが話しかけてくれました。今2ヶ月の旅をしている途中で、ノルウェーがよかったとか、スイスもアイスランドもよかったとか色々と話してくれました。私もアイスランドに滞在していたことを話したり、フィンランドの映画祭のことを話したりしました。すると、「日本人も英語話せるんだね。日本に行きたいと思ってて、日本語しか通じないのかなと思ってたけど、安心したよ」的なこと言っていました。英語できるやつは強いよな。そうやって誰とでも雑談できるんだから。社交的な旅人Dのおかげで少し孤独が和らぎました。ありがとな。
この日は移動が多かったものの、旧市街をうろついたり、リトアニア名物料理を食べたり、ウジュピス共和国に入ったりもしたので、よしとしよう。こうしてリトアニア1日目が過ぎていきました。