アイスランドの家々とアイスランド人の苗字

目次

アイスランドの家々

私が滞在していた村では可愛らしい家々がちらほら建っていました。

赤い屋根の家々
この形、モノポリーの家を思い出す
赤や白が映える
白い壁に青の窓枠
こちらの建物内部は図書室
モノポリー(ゲーム)を思い出す

アイスランドのちいさいおうち

ちいさいおうちを見つけました。

顔っぽい雰囲気を醸し出す家

私が住んでいた家

私が住んでいたシェアハウス
一見きれいな台所

実際住んでみると、一見きれいに見えるところが実は汚れていたりするのですが、一見したところおしゃれにまとめているのが、さすが北欧だなと思いました。

アイスランド人には苗字がないらしい

アイスランド人の名前には特徴があって、やたら「〜ドッティル」とか、「〜ソン」という名前が多いなと思っていました。アイスランドではよくある苗字 (family name) なのかなと思っていましたが、違いました。これはいわゆる苗字ではないのだそうです。慣例的には、アイスランド人には苗字はありません。

苗字のように見えるこの部分は「その人の父+dóttir(娘)/son(息子)」で、その人を特定するための補助的な名前だそうです。

(例)Ingólfur Arnarson

よって、家族であっても、この部分は違うことがあります。

多様化している現代では、この限りではないようですが、これが伝統的なアイスランド人の名前の付け方だそうです。

また、結婚をしてもこの部分の名前は変わらないので、離婚の際、複雑な手続きが必要ないそうです。なかなか合理的です。

私はこれを知るまで、この部分は我々がよく見る、いわゆる「苗字」かと思っていたので、Mr. XXXsonと呼ぶべきだと思っていました。

間違っていました。じゃあ何と呼ぶべきか、という話ですが、下の名前で気軽に呼ぶんだそうです。

こういう名付け制度も、アイスランドの上下関係のフラットさ、男女平等の考えに影響してきたのだろうと思います。

アイスランドでは男女平等の意識が強く、能力があれば男女の別に関わらず、首相や重役にもなれます。その分、女性だからこれはやらなくて良い、という特別扱いもありません。実力主義、嫌いじゃないです。

参考文献