アイスランドの田舎町の様子と制作

今日は、レジデンス周辺をご案内します。

ここは小さな町なので、 町の端から端までは大体20分くらいで歩けます。

スタジオを出たあたり。

これまで田舎町、と呼んでいましたが、規模的には「村」と呼んだ方がいいかもしれません。この村の人口は450人くらいだそうです。

トーテムポールのようなものがありました。
整備された道路沿いを歩く。
村のシンボル的な教会。
道端の植物。
たくさんの漁船。

このあたりは都心から離れた、いわゆる田舎と呼ばれる地域ですが、人口の少ない地域特有の悲壮感のようなものはなく、都市部と同等かそれ以上にスッキリと洗練されている印象を受けました。芝生のおかげでしょうか。レゴのような明快な形の家が並び、余計な看板が少ないおかげでしょうか。村内には信号も電柱もありません。

毎日ドローイング。
この牧場には馬がたくさんいました。

黒い馬がリーダーのようで、私が手を差し出して挨拶をすると、手のひらをフガフガしてくれました。

毎日ドローイングを貼っていく。
石を並べてみました。

Hidden peopleの存在を知ってからというもの、勝手に自然のものを拾ったりするのがこわくなったので、石を拾う際には、「拾ってもいいでしょうか」と石に聞くようにしました。

あの島。

あの島は、Googleマップには載っていませんでした。

最近隆起したのでしょうか。それとも、小さい島なので地図に載っていないのでしょうか。Googleでは見つからないものもある。世の中まだまだ面白えじゃねえか、と思いました。

遠くに馬3頭。

こちらの牧場は先程の牧場とは違い、馬が3頭だけです(後にこの馬たちと仲良くなります)。

拾ったら並べる。

石に「拾っていいか」と聞いたところ、特に嫌だと言われなかったので、拾ってきました。

道を歩けばそこらじゅうに石ころ。
毎日ドローイング。
増えていく毎日ドローイング。
刻々と変化する夕焼け。
晴れた日。
散歩する。
毎日ドローイング。
山。
大きさが伝わらない、大きいタンポポ。
さらに増えていく毎日ドローイング。
太古の神々の物語が始まりそうな雰囲気。
セルフのガソリンスタンド。併設のカフェは少し前に潰れたそう。
いい感じの岩場。
ドローイング失礼します。
毎日ドローイングの数イコール滞在日数。
アイデアスケッチ。
モヤってます。
この日は霧が濃かった。
黄色い花。
穏やかな日。
アイスランドっぽい風景。
ここは世界の果てかい?
いい石を見つけました。
失礼します。
増える毎日ドローイング。
切り出したばかりの粘土。
練った後の粘土。
木の板の上で手びねり開始。
糖分補給の強い味方。
ひも状の粘土を積んで指で成形していきます。
ひょうたん型になる。
私には見えないhidden peopleとコーヒーブレイク。
天国みたいな風景。天国を見たことはありませんが…。
スタジオではソファがひっくり返っていることもしばしば。
パーツをたくさん作って粘土制作1日目終了。

こんな感じで粘土制作1日目までを過ごしていきました。

毎朝散歩に出ては、そこらへんのいい感じの岩や石を見つけ、ドローイングをし、写真を撮って、スタジオで制作、というある意味贅沢な時間を過ごしました。

場所を変えて制作に集中する、というのは大事なんだなと改めて思いました。自宅のいつもの部屋では、こんなに制作に集中して過ごせなかっただろうと思います。自宅でのらりくらりと1年でやる作業を、1ヶ月でやり切ったと言っても過言ではないほど、なんだか集中していました。アイスランドに来るまでは、忙しくて中々制作ができない日々を過ごしてきたので、集中して制作できる時間をものすごく欲していたんだろうと思います。

自宅から近い場所に作業場が欲しいものです。

次回は、アーティストのみんなでお魚パーティーをした話をお届けします。お楽しみに…